─いつまでも白い雪─



「…ねえ、鬼滅羅さん。砂羽(サワ)君。」



砂羽。コイツは、私の幼馴染みだ。



「二人に…してくれませんか?」



頬がほんのりピンクに染まった。カラカラと笑う鬼滅羅は、病室から出た。




「くくく…っ」


砂羽が笑い出す。そして、顔を、深く歪めた。


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