斎藤一の秘密
チラッと後ろに座っていた斎藤さんを見た。



「なんだ」



「私、寝巻き……洋服着てませんでした?」



「いや、はじめから着物だったが……?」


「そ、そうですか……」



よっかったぁぁ……多分あの声の人がやってくれたのね。もう何が起こっても驚かないわよ……てか私がここにいる時点でおかしすぎるからな……



「で、話戻しますけど……私をここに住まわせていただけませんか?」



「……いきなり敬語になるなよ気持ち悪い」



「すぅぅぅ……梅のぉぉぉ!!」



「すっすみませーん!!」



はっちょろいな



「じゃあここに住んでもいいのね?」



「あ、あぁ……」



あれ?なんか土方さ落ち込んじゃった?ま、でもこれで住む所GET!!とりあえず衣食住揃ってればいいや



「と、いうことで斎藤コイツの面倒見てやってくれ」



「御意」



「副長、佐藤の役職はいかがなさいますか?」



「あぁ……女中でいいだろ」
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