斎藤一の秘密
っ!?私何口走ってんのっ!?あわわ……どーしよ……



「えっと……さっきみたいに笑った方がきれい……だな……と……」



「…………」



「ごっごめんなさいっ綺麗なんて言われても嬉しくないですよね……」



「いえっあなたの方がずっと綺麗です。」







沖田side

「え!?」



あ……僕は何を……でも凛としている彼女があまりにも綺麗で……彼女は僕を綺麗と言ってくれたけど、僕は……僕の手は血に染まっている。綺麗と言えるものじゃない……



「僕よりあなたの方がよっぽど綺麗です」




月明かりに照らされた彼女は輝いていた。




「え!?///いや……あの……」



あぁ……初対面なのにとても彼女が愛しく感じてしまう。凛としているけどどこか儚くて……。




スッ



思わず彼女の頬に触れてしまった。


< 29 / 81 >

この作品をシェア

pagetop