斎藤一の秘密
「……」


はぁ……ま、無言でも片付けてくれるならいいや。本当帰るとなると早い。みんないそいそと帰っていく。
うー……。今度は胃がキリキリしてきたよ……もういっそトラックとかにぶつかっていみるか?そしたら幕末に行けるかもしれないし……ってそんな小説みたいなこと起こるわけないか。



「ふぁぁ」



今日はやけに眠いな……。早く家帰って寝よう。






――――――――き。―――ばき。――椿姫。起きて。



「うん……?」


おはよう



「お、おはよう?」



起きたらそこは一面白に覆われた部屋だった。何処からともなく声が聞こえきた。



「ここどこ?」



ここはあなたの潜在能力がある場所。つまりあなたの中ね。



「うん?」



まぁいいわ。そんなことよりあなた幕末に行きたいって願ったわよね?



「ええ……それよりあなた誰?」



……私はあなたの……身内みたいなものよ



「はぁ……」

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