斎藤一の秘密
「それでもだ」



「はぁー……仕方ないな…お前に怪我させると椿姫がうるさいからな」



「んじゃ椿姫変わるわ」



「そうしてもらえると助かる」



椿はそういうと竹刀を床に置いた。



「じゃあな、あとは椿姫に任せるよ」



スゥー



椿はまた目を閉じた。次はいつもの黒に戻っていた。



「すみません……斎藤さん……」



「椿姫なのか……?」



「はい……」



「三番隊の皆様も驚かせてしまってごめんなさい」



椿姫は目を伏せて三番隊のみんなに詫びの言葉をかけた。




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