斎藤一の秘密
「なっなんだよお前っ」



「バッバケモノッ」



さっきまで椿に痛めつけられて床に這っていた奴らが椿姫に言った。



「おい、それ以上いうな」



斎藤さんは庇ってくれたけど…この人達の言っていることは事実だ。



私は化物…本当はいてはいけない存在。



「いいんです。斎藤さん……。やはり私はここにはいない方がいいのかもしれません……」



「まて、お前はそれでいいのか?」



「……なぜです?あなた方にとっても私は邪魔でしょう?」



「確かにお前は怪しいし、信用などしていない。」



「……っ」



わかっていたけど、直接言われるときついな……。


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