斎藤一の秘密
まだまだ椿姫は緊張しているようだな。
でもそんなことも言ってられない...



「行くぞっ」



「「はいっ!」」



ザッザッザッ



夜の京の町
俺達の足音だけが響き渡る...



「ここだな...。」



桝屋の前に三番隊が20名ほど並んだ。



「よし、お前とお前は裏にいけ。」



「あんたは隣の空き家から......」



俺は全員に指示を出した後
椿姫と共に正面から入った。



バンっ




「御用改めである!桝屋喜右衛門!出てこい!」



ガタッガタッ



桝屋は震えながらに倉庫にいた。



その中にはたくさんの武器などがあった。



「これは...クロですね」



「あぁ、とっとと捕まえるぞ。」



「はいっ!」



「ヒ、ヒィィィィ」



「あ、ちょっと逃げないでくださいよー」
< 78 / 81 >

この作品をシェア

pagetop