これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
油断した隙に腕を捕まれる。
仲間らしき人が数人集まって来た。
「ちょっと付き合ってもらうぜ」
そう言うと、男はあたしを路地裏に連れて行こうとする。
何だか物凄く雲行きが怪しい‼
「……ゃだやだやだ、離して……よ」
ーードカッ
「いてぇ」
とりあえず出した蹴りが見事に男にヒットした。
体勢を崩してあたしを掴む力が緩む。
その隙をつき一気に腕を引き抜くと、今度は全速力で走りだした。