これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
「「「…………」」」
明らかに男達が怯え始めた。
それもそのはず。
アクマから漂ってくる怒りのオーラは半端ない。
「阿久津くん……」
あたしも一緒になって震えていた。
今なら、あの睨みで逝ける気がする……
「てめぇ……誰の許可得て人の女拉致ってんだ……ぁあ゛」
「え?人の女?」
それ、誰の事?
「……こっちは5人だ。いくら阿久津でも敵わねえだろ……行け、袋だ」
あたしの顎を捉えていたさっきの男がそう声を張り上げる。