これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
 
「……お前、一度も嫌だって言わなかったじゃねぇか……」



そう言って、アクマは少し悲しそうな顔をした。




思い返してみれば、確かにあたしは一度も嫌だと言った事はない。


アクマが怖かったから、自己主張しなかった。




って言うか、あんなの告白だとは誰も思わないじゃん。





「嫌だって言ったのはバイクの事だけだ。だから歩きで送ってる……」



確かに……、あの日以来バイクでは来ていない。

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