これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
「泣くなよ……」
困った様子のアクマは、ベッドから降りてティッシュ箱を持ってくる。
「鼻出てんぞ」
そう言ってティッシュで顔をふいてくれた。
どうやら、これ以上何かしてくる様子はないみたいだ。
それに少し安心したあたしは、ここぞとばかりに。
「うわぁあ゛あぁあ゛ん」
泣き喚いてやった。
昔はいくら泣いても動じなかったアクマも、成長した今は……
「…………」
女の涙には弱いようだ。