これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
アクマの買い物に付き合わされるだけか。
これがデートってもんなら、あんま楽しいのじゃないなぁ。
そう思いながら後ろに付いて歩きだす。
と、いきなり足を止め怪訝な顔で振り返るアクマ。
「何さっきから後ろ歩いてんだ。横歩けよ」
「え?だって昔、下僕は後ろ歩けって……」
「は?」
「あ!いや、何でもない」
そうだった。今は「下僕」ではなく「彼女」だった。
慌てて横に並ぶ。