これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
「もうそろそろ、いーんじゃね?」
そう言ってトイレの外に出れた時は全身びしょ濡れ。
水に体温を奪われ、歯がガチガチなるぐらい震えていた。
「あ、阿久津くんとは……っ……わ、別れる……つもりっ」
そう言うのも精一杯だ。
「あったりめーだろ」
さも同然だと言う態度で呆れ返る山本さん。
もう興味も失せたと言う様子で、トイレから立ち去ろうとしている。
「ちゃんと別れてよねー♪」
捨て台詞でそう言い残し、帰って行った。