これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
元々、下に向けていた顔を更に下に向ける。
アクマはため息をつきながらそんなあたしの様子を見ていたけど、また改めてあたしを抱きしめ直した。
誰かに見られでもしないか焦ったけれど、トイレには幸いにも二人だけ。
いつの間にか、あの後輩君もいなくなっていた。
きっと、気を利かせたんだろう。
「く、苦し……離してっ……」
「今回は俺のミスだ。もっと凪桜を見てるべきだった……
本当に悪いと思ってる……」