これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
からかってたのは、アクマの方でしょ?
そう言うつもりだったけど、
「とぼけんなっ‼」
また怒声が響き渡った。
それと同時に顎も離してもらったけど、やっぱり乱暴だ。
「お前だけは……違ったのによ……」
そう言うアクマの顔は、苦痛に歪んでいた。
「阿久津くん……」
今にも泣き出してしまいそうな表情だ……何故だか、とても申し訳ない気持ちにさせる。
「……気だった、凪桜の事……」
「え?」