これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
「別れてやるよ。解放してやる」
「え!?」
突然の了承に、ただ驚く。
「別れるって言ってんだよ。これで満足だろ?じゃあな」
吐き捨てるように言ったアクマはそのままトイレを立ち去り、あたしは一人取り残された。
呆気ない最後に、茫然と立ち尽くす。
「……う!」
突然、あのふらつきが戻ってきた。体調が優れない。
早く帰らなきゃと思い直したあたしは、教室に荷物を取りに行こうとトイレから出た。
「……あ!あたしの荷物……」