これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
「阿久津は学校を出てく時、大変な事をしでかしてくれてな……俺の顔に泥を塗ったんだ。
今日はその阿久津に落とし前つけさせてやろうと思ってよ。こうして彼女の凪桜ちゃんを招待したってわけさ」
そう愉快そうに話す海藤は本当に不気味だ。
「あたしを使って……阿久津くんを呼び出そうって事ですか?」
「そーだ」
海藤は興味なさそうに携帯をいじりながら答える。
あたしは恐る恐る周りを見回す。
場所はどこかの廃屋のようだ。