これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
 
ここにいる全ての男に見られてしまったではないか‼


大慌てでその場にしゃがみ込んだあたしは、ボタンを留めなおそうと試みた。

しかしガムテープで固定された手はいう事を聞かない。




「なんだオメェ!処女みてぇな反応しやがって!」


そう言ってゲラゲラ笑いだす海藤に、あたしはとうとう泣き出してしまった。


もう耐えられなかった…




「……ぅ……うえ……ぐすっ」


「凪桜……」


そんなあたしに、優しく語りかける男が一人。

< 350 / 417 >

この作品をシェア

pagetop