これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
不良の巣窟
「……貰っとく。とりあえず移動するぞ、ついて来い」
「う、うん!」
あたしから絆創膏を受け取ったアクマは、それをポケットに入れ出口に向かった。
それを合図とするように、全員が移動し始める。
外に出ると日は完全に暮れており、見慣れない街並みが目に入った。
「凪桜……悪いが今日はバイクで帰るぞ」
「え!?絶対やだ‼」
衝撃的な提案に全力で拒否の意思を示す。
目前には、あのでっかいバイクが止められている。