これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
「歩いて帰れる距離じゃねぇんだよ。隣町まで連れてこられてるからな。
安全運転で帰るから心配すんな」
「……で、でも」
前回のツーリングでのトラウマをまだ克服していない。
なかなか勇気がでなくて尻込みしていたら――……
「早くしねぇと海藤が目ぇ覚ましちまうぞ」
その一言で、ようやく乗る事が出来た(正確には乗せてもらった)
海藤のあの邪悪さに比べれば、ツーリングの方がまだマシだからだ。