これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
「……っ‼」
「……凪桜、ビビリすぎだ」
まだ走り出してもいないのにアクマの体にしがみつくあたし。
振り落とされないように必死だ(何度も言うけど、まだ走り出してはいない)
青い顔して震えているあたしを見て軽くため息をついたアクマは、
「おい」
近くにいた、同じくバイクに乗り込んでいる後輩に声をかける。
「今からお前らを杉崎さんトコに案内する。悪いがスピードは出さねぇからな」