これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
「……あ、阿久津くん」
「……なぁ、凪桜……本当に駄目なのか?
少しでもいいんだ……俺に、可能性はないのかよ」
そう言って一歩こちらに向かって足を踏み出すアクマ。
それと同時に、あたしは一歩後ろに下がる。
「あ、あのっ、……阿久津くん?」
「今まで以上に頑張る、誰よりも大切にしてやるから……もう一度、俺にチャンスをくれないか?」
アクマは、また一歩、また一歩とどんどん距離を詰めてくる。