これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
 
「うぉっ」



別の意味で驚いた。



慌てて体を後ろに引こうとすると、




「何してんだよ」


また、アクマが恐ろしい顔で睨んでくる。




「だ……だって、近すぎるよ……」


「別にいーじゃねぇか」


「でもー……」


「あ゛ぁ」



あたしの声はアクマの不機嫌ボイスにかき消される。




思い出されるのはあのセリフ。


『口答えすんじゃねぇ、下僕のくせに‼』






……そうだ。


今は自分の立場をわきまえなきゃ。

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