これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
 
「女一人抱え上げるぐらいなんて訳ねーよ。みくびんな」



そう言いながら、アクマはバイクに乗りエンジンをかける。




「うゎ‼」


ーードルルルルル……



地響きのような凄い音が鳴る。





「それと、さっきのは謝らなくていいぞ」


「はい?」



背中ごしにアクマから話し掛けられた。




「抱え上げたのは俺がそうしたかったからだ。謝らなくていい。遠慮するな」





驚いた。


何だか優しい言葉をかけてもらってるような気がする。

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