この記憶が消えてしまえばいい
6




「アゲハ......」



ぎゅっと抱きしめる



「ごめんよ。ごめんよ。ごめん......」



何回も謝った



「アゲハに恋人ができたって聞いて君を忘れようとした。



できなかったから君の存在自体を忘れてしまった。



君を好きだってことも......忘れ.....」



僕は



泣いていた
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