神様になりました

おうふ。結構な音したな、これは。
煙で見えなくなった視界を魔法で元に戻す
「ウィンド」
良くなった視界の先には菜月がシールドを張って立っていた

それに少し疲れが見えるな
混合魔法で結構、力使っちゃった感じかな?
まっどんまい。
1人で自己完結してると菜月が話しかけてきた

「な、何でお前、防御魔法を発動していない?
あれだけの魔法がぶつかり合ったのなら、普通衝撃で吹き飛ばされる筈だ。それなのに何故だ?何故、無事なんだ?」

あーその事か、簡単な事だけど
「僕は普段から身体の周りを防御魔法で覆っていてるんだ。だから、防御魔法を使わなくても大丈夫って訳。さっきまでは一応使ったりしてたんだけど、面倒くさくなっちゃって」

そう伝えるとやっぱり驚いた顔をしていた
予想通りの展開というか、何というか

「凄すぎだろ。
面倒くさいって…伊月らしいな、」
菜月がそう言うと皆んなも、うんうんと頭を縦に振っていた


< 103 / 261 >

この作品をシェア

pagetop