神様になりました


(っ‼︎ 有難うヴリドラ)
心の中でそう言ってヴリドラを見送った

「それじゃあ僕帰るから、お先に失礼するよ」
ささっと菜月達に伝えて花瀬が居るであろう職員室に向かって体育館を後にした

後ろで何か言ってたけど、気にせず出てった

伊月が出てった後、体育館では菜月達がポカーンとしていた
試合が終わると直ぐ様去っていった伊月に驚きと呆れが交互にやって来たのだろう

「普通こんな早く帰るかよ。
伊月の行動に謎が増えていくばかりだな」
佐和がははっと乾いた笑みを零す

それに同意する様に夜野も笑みを浮かべる
「そうだね。
でも、少しは仲良くなったよね?
一応帰りの挨拶もしてくれたし…」

その言葉にそうだね、と真嶋や亜埼も答える
一方菜月は何か考え事をしてる様だった
それに気付いた亜埼達が声をかける

「カエハ?何か気になる事でもあった?」
「いや、大した事じゃない。気にするな
そろそろ俺達も戻るぞ、。行くぞ」

「「うん。」」

伊月との試合を終え、俺達も体育館を後にした
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