神様になりました


本当は僕も戦いたくないけどアランが辛そうな顔するから。
僕のせいで誰かが傷付くの嫌だからね
まぁ人間共が傷付くのは大いに結構だけどね
ってこんな事言ったらいけないね
アルムに怒られる

違う使い魔もはぁ…と溜息吐きそうな勢いで呆れてる
そして自分達の主にヒキさんの様な事は言わない様に説得してるみたい
僕、凄く怪しい人みたいだな…
皆んなも僕の事をジロジロ見てるし
まぁそれもそうだよな、帝の使い魔全て最上級に神級だし。普段お目に見えない程レアな魔獣みたいだからね

「何か一気に伊月のことがわからなくなった

此奴らが必死に止める何て余程の事だろ?」
「確かに、そうね。
本当は私達より強いのかもしれないわね。」
「実際、どうなんだ?伊月。」

冴溟さん達に詰め寄られる僕、
ある意味怖いな…。冗談だけど
「頑張れば1人くらい倒せるかもしれませんが、下手したら僕、死にます。
僕は魔力が他人より多くあるだけで、それ以外は不得意です。なので…もっと練習して強くなったら、いつか皆さんみたいになれるかもしれません。」
って言っても、まだまだ何十年も先の事ですけど、と笑う。


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