神様になりました


その頃Sクラスでは、鐘が鳴っても教室に戻って来ない優雨を心配している菜月達の姿が見えた

そして他の生徒達も心配している様だった

鐘が鳴り終わって少しすると扉が開いた
そこには優雨では無く、花瀬の姿が見えた

優雨では無かった事に皆の顔は曇っていく
花瀬はその姿を見て状況を察した
そして特に言う事も無く唯、号令と言って授業を始める

皆んなが着席したのを確認して、開始しようとした時花瀬に声が掛かった

「先生、伊月が来てません。」

菜月が花瀬に言う

花瀬はその事かと言って

「伊月は授業免除されていてな、授業を受けなくても良い様になっている。
多分、学校内にいると思うぞ。気になるなら後で探しに行けばいい。」
「そうですか。分かりました」
「おう。じゃあ授業始めるぞ〜」

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