神様になりました


防御魔法の技を詠唱した
だが、伊月が使った技は下級の、普通の防御魔法、シールドだった

流石にそれでは防げないと思った
先輩もそう思っていたのか、そんな弱い技で防げる筈無いと言った

そして遂に、先輩と使い魔が放った技が、伊月の張ったシールドに当たった

ドーンという音が体育館に響いた
フィールド1面に埃が舞って何も見えなくなった


誰もが伊月が負けたと思った
視界が段々と見えてきて、1つの影が見えた
全員、先輩だと思っていた

だが、そこには無傷で何事も無かった様に伊月とイースが立っていた
その姿に、全員が驚いた

先輩や俺達も。そして先生達までもだ
伊月が口を開いた

「ほら、言ったじゃないですか。防げるって」



菜月side終

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