ずっと、君に恋していいですか?
薫はもうずいぶん長い間、ベッドに横たわって目を閉じていた。
時計の針は7時半を指そうとしている。
(やっぱり…志信の言う通り、実家に帰ろうかな…。)
夕方、仕事を終えた志信から電話がかかってきた。
志信は淡々とした声で、今日はこれから販売事業部の忘年会があるから遅くなると言った。
そして、明日は仕事の後、三井の家でいつもの4人で忘年会をしてそのまま泊まり、その翌日からは休みに入るので実家に帰るとも言った。
“休暇の最終日の夜まで帰らないし、オレの事は気にしなくていいから。休める時はゆっくり休みな。”
薫を気遣っているはずのその言葉は、冷たく突き放すようにも聞こえた。
薫はベッドの上で寝返りを打つ。
志信に嫌われてしまったのかもと思うと悲しくて、涙があとからあとから溢れた。
(もう…会いたかったよ、って…言ってくれないのかな…。)
時計の針は7時半を指そうとしている。
(やっぱり…志信の言う通り、実家に帰ろうかな…。)
夕方、仕事を終えた志信から電話がかかってきた。
志信は淡々とした声で、今日はこれから販売事業部の忘年会があるから遅くなると言った。
そして、明日は仕事の後、三井の家でいつもの4人で忘年会をしてそのまま泊まり、その翌日からは休みに入るので実家に帰るとも言った。
“休暇の最終日の夜まで帰らないし、オレの事は気にしなくていいから。休める時はゆっくり休みな。”
薫を気遣っているはずのその言葉は、冷たく突き放すようにも聞こえた。
薫はベッドの上で寝返りを打つ。
志信に嫌われてしまったのかもと思うと悲しくて、涙があとからあとから溢れた。
(もう…会いたかったよ、って…言ってくれないのかな…。)