ずっと、君に恋していいですか?
鍵を開けて部屋の中に入り、暖房をつけた。
「ずっと待ってたの?」
「一時間くらいかな…。」
「遅くなるって言ったのに…。」
志信はコートとジャケットを脱いでネクタイを外し、ベッドの上のブランケットを手に取った。
「おいで。寒かっただろ。」
いつものように薫を後ろから抱きしめ、ブランケットで包むようにして温めた。
「ふふ…温かい…。」
薫は志信の腕の中で、幸せそうに笑う。
「なんか…ごめんな。」
「何が?」
薫が尋ねると、志信はバツの悪そうな顔をした。
「オレ、ちょっと冷たかったかなって…。」
「うん…。もう嫌われたのかなって思った。私、志信を怒らせてばっかりだから。」
「怒るっていうか…。」
「クリスマスイブ…一緒に過ごせなくてごめんね。」
「うん…。」
「お料理もケーキも、美味しかった。ありがとう。」
“ありがとう”の一言が嬉しくて、志信は薫の髪を撫でながら微笑む。
「食べてくれたんだ。」
「食べたよ、ちゃんと。でも志信と一緒なら、もっと美味しかっただろうなって思った。」
「…今度また作るよ。」
「ありがとう。」
「ずっと待ってたの?」
「一時間くらいかな…。」
「遅くなるって言ったのに…。」
志信はコートとジャケットを脱いでネクタイを外し、ベッドの上のブランケットを手に取った。
「おいで。寒かっただろ。」
いつものように薫を後ろから抱きしめ、ブランケットで包むようにして温めた。
「ふふ…温かい…。」
薫は志信の腕の中で、幸せそうに笑う。
「なんか…ごめんな。」
「何が?」
薫が尋ねると、志信はバツの悪そうな顔をした。
「オレ、ちょっと冷たかったかなって…。」
「うん…。もう嫌われたのかなって思った。私、志信を怒らせてばっかりだから。」
「怒るっていうか…。」
「クリスマスイブ…一緒に過ごせなくてごめんね。」
「うん…。」
「お料理もケーキも、美味しかった。ありがとう。」
“ありがとう”の一言が嬉しくて、志信は薫の髪を撫でながら微笑む。
「食べてくれたんだ。」
「食べたよ、ちゃんと。でも志信と一緒なら、もっと美味しかっただろうなって思った。」
「…今度また作るよ。」
「ありがとう。」