ずっと、君に恋していいですか?
梨花の誕生日、約束していた友達の都合が悪くなったというので薫と志信が祝ったのだが、会う約束をしていた友達というのは実は石田で、遠方に住む親戚が急な出張でこちらに来る事になり、ホテルにチェックインして商談先に向かうまで、長い空き時間があるから会えないかと言われたのだそうだ。
仕方なく空港まで迎えに行って、こちらの案内を兼ねて一緒に食事をした後、ホテルに送ってから梨花に会いに来たらしい。
盆休みにみんなで行った水族館のお土産屋さんで“オレの奥さんになってくれる?”といきなりプロポーズされ、この人ならとOKしたのだとも言っていた。
(結婚…かぁ…。)
過去のつらかった社内恋愛に傷付いて、二度と恋愛なんかしないと女らしさも捨てて必死で仕事をしているうちに、気が付けば30歳になっていた。
仕事ばかりして飾り気も愛想もかわいげもないのに、誰よりも一生懸命仕事をしている薫が好きだ、着飾ってなくてもしっかりした化粧をしていなくても誰よりもかわいいと志信は言ってくれた。
付き合ってまだ間もないうちに、プロポーズを催促していると勘違いされたかもと慌てて弁解した時には、いつかその時がきたら言うから待っててくれる?と、志信は言った。
仕方なく空港まで迎えに行って、こちらの案内を兼ねて一緒に食事をした後、ホテルに送ってから梨花に会いに来たらしい。
盆休みにみんなで行った水族館のお土産屋さんで“オレの奥さんになってくれる?”といきなりプロポーズされ、この人ならとOKしたのだとも言っていた。
(結婚…かぁ…。)
過去のつらかった社内恋愛に傷付いて、二度と恋愛なんかしないと女らしさも捨てて必死で仕事をしているうちに、気が付けば30歳になっていた。
仕事ばかりして飾り気も愛想もかわいげもないのに、誰よりも一生懸命仕事をしている薫が好きだ、着飾ってなくてもしっかりした化粧をしていなくても誰よりもかわいいと志信は言ってくれた。
付き合ってまだ間もないうちに、プロポーズを催促していると勘違いされたかもと慌てて弁解した時には、いつかその時がきたら言うから待っててくれる?と、志信は言った。