ずっと、君に恋していいですか?
一緒にいないと寂しいのは同じなのだと思うと、薫はなんとなく嬉しくて自然と笑みがこぼれた。
「明日は…一緒に晩御飯、食べようね。」
「うん。酢豚、食べたい。」
「酢豚?」
「今日、社食で昼に食べたんだ。」
「今日食べたのに、明日も酢豚食べたいの?」
二日も続けて食べたいと言うほど志信は酢豚が好きだったのかと、薫は首をかしげた。
「前までは社食の酢豚すごく好きだったのに、今日食べたらそうでもなかった。薫の作った酢豚の方が美味いから。」
以前好きだった物より自分の作った料理が好きだと言ってくれた事が嬉しくて、薫は口元をゆるめた。
「ふふ…そうなの?じゃあ、明日は志信のために、酢豚作るね。」
「うん、楽しみにしてる。薫…。」
「ん?」
電話越しに、ほんの少しの沈黙が流れた。
「オレの事…好き?」
志信はためらいがちに尋ねる。
「うん…好き。」
「良かった。オレも薫が好き。」
「大好きだよ。」
「オレも大好き。ずっと…オレの事、好きでいてくれる?」
自信なさげな志信に薫はハッキリと言い切る。
「もちろん。」
「じゃあ安心して眠れる。」
薫は、電話の向こうで、志信が少し笑ったような気がした。
「心配だったの?」
「うん…少し。」
「私も少し心配だった。志信、何も言わないで急に帰っちゃうから。何か気に障るような事したかなとか…嫌われたのかなとか…。」
「明日は…一緒に晩御飯、食べようね。」
「うん。酢豚、食べたい。」
「酢豚?」
「今日、社食で昼に食べたんだ。」
「今日食べたのに、明日も酢豚食べたいの?」
二日も続けて食べたいと言うほど志信は酢豚が好きだったのかと、薫は首をかしげた。
「前までは社食の酢豚すごく好きだったのに、今日食べたらそうでもなかった。薫の作った酢豚の方が美味いから。」
以前好きだった物より自分の作った料理が好きだと言ってくれた事が嬉しくて、薫は口元をゆるめた。
「ふふ…そうなの?じゃあ、明日は志信のために、酢豚作るね。」
「うん、楽しみにしてる。薫…。」
「ん?」
電話越しに、ほんの少しの沈黙が流れた。
「オレの事…好き?」
志信はためらいがちに尋ねる。
「うん…好き。」
「良かった。オレも薫が好き。」
「大好きだよ。」
「オレも大好き。ずっと…オレの事、好きでいてくれる?」
自信なさげな志信に薫はハッキリと言い切る。
「もちろん。」
「じゃあ安心して眠れる。」
薫は、電話の向こうで、志信が少し笑ったような気がした。
「心配だったの?」
「うん…少し。」
「私も少し心配だった。志信、何も言わないで急に帰っちゃうから。何か気に障るような事したかなとか…嫌われたのかなとか…。」