ずっと、君に恋していいですか?
一人で過ごす君のいない時間
金曜日になり、薫の担当している山手通りSSではスタンプラリーキャンペーンが始まった。
DMや新聞の折り込みチラシの効果もあって、出だしは順調だ。
薫がスタッフたちと昼食をとっていると、オフィスの電話が鳴った。
そばにいたサブマネージャーが電話に出て応対している。
どうやらアルバイトスタッフからのようだ。
「えっ?そうなのか?!ああ…うん、わかった。そういう事なら仕方ないな…。しっかり休んで早く治せよ。」
サブマネージャーは電話を切って、大きくため息をついた。
「どうかしました?」
薫が尋ねると、サブマネージャーは眉間にシワを寄せる。
「今日から週末にかけて入ってくれるはずだったバイトの高校生が休むって。ウイルス性の胃腸炎ですって。学校で流行ってるようです。」
「そうなんですか?じゃあ、他のバイトのスタッフは…。」
「同じ学校の子が多いですからね。この子と同じクラスだっていう子もいるし…。もしかしたら他にもいるかも知れません。」
「そうですか…。」
他のスタッフは大丈夫だろうかと心配していると、また電話が鳴った。
電話に出たサブマネージャーの声を聞きながら、薫は険しい顔をする。
(もしかして…。)
DMや新聞の折り込みチラシの効果もあって、出だしは順調だ。
薫がスタッフたちと昼食をとっていると、オフィスの電話が鳴った。
そばにいたサブマネージャーが電話に出て応対している。
どうやらアルバイトスタッフからのようだ。
「えっ?そうなのか?!ああ…うん、わかった。そういう事なら仕方ないな…。しっかり休んで早く治せよ。」
サブマネージャーは電話を切って、大きくため息をついた。
「どうかしました?」
薫が尋ねると、サブマネージャーは眉間にシワを寄せる。
「今日から週末にかけて入ってくれるはずだったバイトの高校生が休むって。ウイルス性の胃腸炎ですって。学校で流行ってるようです。」
「そうなんですか?じゃあ、他のバイトのスタッフは…。」
「同じ学校の子が多いですからね。この子と同じクラスだっていう子もいるし…。もしかしたら他にもいるかも知れません。」
「そうですか…。」
他のスタッフは大丈夫だろうかと心配していると、また電話が鳴った。
電話に出たサブマネージャーの声を聞きながら、薫は険しい顔をする。
(もしかして…。)