ずっと、君に恋していいですか?
一方薫は、そんな噂をされているとも知らず、グランドにいる男性スタッフたちにピットの片付けをするように伝えると、社用車に乗り込んだ。
つなぎのポケットから指輪を取り出して指にはめ、タバコに火をつけた時、スマホのトークアプリの通知音が鳴った。
薫はトーク画面を開いて微笑む。
(あ、志信だ…。)
“お疲れ様。
もう本社に戻ってくる?
社食の食券、買っておこうか?”
トークメッセージの送り主は、付き合って5ヶ月になる薫の恋人で、本社の販売事業部に勤めている同期の笠松 志信(カサマツ シノブ)、29歳。
今日は午後からの会議のため昼には本社に戻るので、社員食堂で一緒に昼食を取ろうという約束になっている。
“ありがとう。
12時過ぎには戻れると思うから
社食で待ってて。
食券はミックスフライ定食の
豚汁セットでお願い。”
薫はトークの返信を終えると、嬉しそうに微笑んで車を発進させた。
つなぎのポケットから指輪を取り出して指にはめ、タバコに火をつけた時、スマホのトークアプリの通知音が鳴った。
薫はトーク画面を開いて微笑む。
(あ、志信だ…。)
“お疲れ様。
もう本社に戻ってくる?
社食の食券、買っておこうか?”
トークメッセージの送り主は、付き合って5ヶ月になる薫の恋人で、本社の販売事業部に勤めている同期の笠松 志信(カサマツ シノブ)、29歳。
今日は午後からの会議のため昼には本社に戻るので、社員食堂で一緒に昼食を取ろうという約束になっている。
“ありがとう。
12時過ぎには戻れると思うから
社食で待ってて。
食券はミックスフライ定食の
豚汁セットでお願い。”
薫はトークの返信を終えると、嬉しそうに微笑んで車を発進させた。