ずっと、君に恋していいですか?
働きすぎる彼女
翌週、山手通りSSのキャンペーンが無事に終わり、薫は通常通りの勤務に戻った。
薫が定時前にSS部に戻ると、電話の受話器を置いた青木部長が手招きをした。
「卯月くん、ちょっといいかい?」
「ハイ、なんでしょう?」
「とりあえず、会議室に行こうか。」
一体なんの話だろうと青木部長について行くと、会議室には人事部の芝田部長もいた。
「卯月くん、山寺SSが新装オープンするのは知ってるよね?」
「ハイ、私の担当外ですが。」
「そうなんだけどね…。実は…。」
定時を過ぎた頃、志信は喫煙室の前で薫を待っていた。
いつもならそろそろ来るはずなのにと思いながら、志信は腕時計を見る。
(今日は遅いな…。)
いつもより10分ほど遅れて、薫がつなぎの作業服姿のままやって来た。
「ごめん…ちょっといろいろあって、まだ仕事終わりそうにないの。先に帰っててくれる?」
「そうか…わかった。終わったら連絡して。」
本社にいるのに薫が定時で仕事が終わらないなんて珍しいと思いながら、志信は一人で会社を後にした。
薫が定時前にSS部に戻ると、電話の受話器を置いた青木部長が手招きをした。
「卯月くん、ちょっといいかい?」
「ハイ、なんでしょう?」
「とりあえず、会議室に行こうか。」
一体なんの話だろうと青木部長について行くと、会議室には人事部の芝田部長もいた。
「卯月くん、山寺SSが新装オープンするのは知ってるよね?」
「ハイ、私の担当外ですが。」
「そうなんだけどね…。実は…。」
定時を過ぎた頃、志信は喫煙室の前で薫を待っていた。
いつもならそろそろ来るはずなのにと思いながら、志信は腕時計を見る。
(今日は遅いな…。)
いつもより10分ほど遅れて、薫がつなぎの作業服姿のままやって来た。
「ごめん…ちょっといろいろあって、まだ仕事終わりそうにないの。先に帰っててくれる?」
「そうか…わかった。終わったら連絡して。」
本社にいるのに薫が定時で仕事が終わらないなんて珍しいと思いながら、志信は一人で会社を後にした。