ずっと、君に恋していいですか?
6時半を過ぎた頃、今から会社を出ると薫から連絡があった。
帰ってから夕飯の支度をしていると遅くなるので、外で食事をしようという事になり、中華屋の前で待ち合わせた。
一緒に店に入り、ビールと料理をいくつか注文すると、薫は運ばれてきたビールを少し飲んでから、会議室で青木部長と芝田部長に言われた事を話し始めた。
「私が山寺SSでバイトしてたのは知ってるよね?」
「ああ、うん。」
「今度、山寺SSが新装オープンするんだけど…マネージャーが急病で入院したんだって。私、マネージャー代理でしばらく山寺SSに勤務する事になった。」
「えっ?」
12月15日、山寺SSが新装オープンする事になっているのだが、マネージャーが急病で入院してしまった。
まもなくオープンするので新しいマネージャーを探さなくてはいけないのだが、できればマネージャーが快復後に復帰できるよう、代理を立てたいのだという。
しかしどれくらいの期間になるかわからず長期に及ぶかも知れないので、本来は別の者がマネージャーになるのが望ましい。
そうすると、マネージャーが復帰するには、別の部署に異動になるか、新マネージャーを異動させるか、どちらかしかない。
しかしどちらにしても、あいにく今すぐその重責を負えるほどの者がいないらしい。
そこで、薫に白羽の矢が立った。
SS部の部長代理の薫なら役職的にも申し分なく、マネージャー代理を長期間務めても、マネージャー復帰後にはSS部に戻る事ができる。
それになんと言っても、山寺SSは薫にとって古巣だし、郊外のSSのノウハウを知り尽くした薫なら、安心して山寺SSを任せられる、と部長たちは言っていた。
帰ってから夕飯の支度をしていると遅くなるので、外で食事をしようという事になり、中華屋の前で待ち合わせた。
一緒に店に入り、ビールと料理をいくつか注文すると、薫は運ばれてきたビールを少し飲んでから、会議室で青木部長と芝田部長に言われた事を話し始めた。
「私が山寺SSでバイトしてたのは知ってるよね?」
「ああ、うん。」
「今度、山寺SSが新装オープンするんだけど…マネージャーが急病で入院したんだって。私、マネージャー代理でしばらく山寺SSに勤務する事になった。」
「えっ?」
12月15日、山寺SSが新装オープンする事になっているのだが、マネージャーが急病で入院してしまった。
まもなくオープンするので新しいマネージャーを探さなくてはいけないのだが、できればマネージャーが快復後に復帰できるよう、代理を立てたいのだという。
しかしどれくらいの期間になるかわからず長期に及ぶかも知れないので、本来は別の者がマネージャーになるのが望ましい。
そうすると、マネージャーが復帰するには、別の部署に異動になるか、新マネージャーを異動させるか、どちらかしかない。
しかしどちらにしても、あいにく今すぐその重責を負えるほどの者がいないらしい。
そこで、薫に白羽の矢が立った。
SS部の部長代理の薫なら役職的にも申し分なく、マネージャー代理を長期間務めても、マネージャー復帰後にはSS部に戻る事ができる。
それになんと言っても、山寺SSは薫にとって古巣だし、郊外のSSのノウハウを知り尽くした薫なら、安心して山寺SSを任せられる、と部長たちは言っていた。