ずっと、君に恋していいですか?
志信が薫の部屋に着いた時、バスルームからシャワーの音が聞こえていた。
この時間では食事の支度もできないだろうと、志信は弁当屋で弁当を二つ買って来た。
シャワーの音が途切れ、そろそろ戻ってくるかなと思って待っていても、薫はなかなか部屋に戻って来ない。
バスルームから物音ひとつしない事に心配になり、ドア越しに声を掛けたが返事がない。
(まさか…。)
そっとバスルームの扉を開けて中を覗くと、案の定、薫はイスに座ったまま眠っていた。
「薫、起きて。風邪引くよ。」
志信はバスタオルで薫の体を包んでやり、頬をピタピタと叩いた。
「あ…あれ…?志信?」
何が起こっているのかわからないといった様子で、薫はキョロキョロしている。
「風呂場で寝たら危ないし風邪引くだろ。ほら、ちゃんと拭いて。」
志信が濡れた髪を拭いてやると、薫は恥ずかしそうに手で体を隠した。
「あ…ごめん…。もう大丈夫…。」
「ちゃんと洗えた?」
「多分…。」
薫は風呂場で眠ってしまうほど疲れているのだと思うと、志信はいたたまれない気持ちになった。
「拭いてやるからじっとしてな。」
元々スレンダーなのに、久しぶりに目にした薫の体は以前より更に痩せているように見えた。
「薫、痩せただろ?ちゃんと飯食ってるのか?」
「食べるようにはしてるけど…。不規則だし食べそびれる日もある。」
「食わなきゃ体もたないんだろ?それじゃ体壊すぞ。」
「うん…。気を付ける…。」
この時間では食事の支度もできないだろうと、志信は弁当屋で弁当を二つ買って来た。
シャワーの音が途切れ、そろそろ戻ってくるかなと思って待っていても、薫はなかなか部屋に戻って来ない。
バスルームから物音ひとつしない事に心配になり、ドア越しに声を掛けたが返事がない。
(まさか…。)
そっとバスルームの扉を開けて中を覗くと、案の定、薫はイスに座ったまま眠っていた。
「薫、起きて。風邪引くよ。」
志信はバスタオルで薫の体を包んでやり、頬をピタピタと叩いた。
「あ…あれ…?志信?」
何が起こっているのかわからないといった様子で、薫はキョロキョロしている。
「風呂場で寝たら危ないし風邪引くだろ。ほら、ちゃんと拭いて。」
志信が濡れた髪を拭いてやると、薫は恥ずかしそうに手で体を隠した。
「あ…ごめん…。もう大丈夫…。」
「ちゃんと洗えた?」
「多分…。」
薫は風呂場で眠ってしまうほど疲れているのだと思うと、志信はいたたまれない気持ちになった。
「拭いてやるからじっとしてな。」
元々スレンダーなのに、久しぶりに目にした薫の体は以前より更に痩せているように見えた。
「薫、痩せただろ?ちゃんと飯食ってるのか?」
「食べるようにはしてるけど…。不規則だし食べそびれる日もある。」
「食わなきゃ体もたないんだろ?それじゃ体壊すぞ。」
「うん…。気を付ける…。」