流れ星スペシャル


「あー……」


「あーじゃないねん」


「ゴメン」


「ゴメンじゃないねん」


オレはもう話を打ち切ると、その場でユニフォームに着替え出した。




「ユースケは? 何時まで働ける?」


問題は、夕方5時から深夜2時までの営業をどー回すかだ。


「ボク電車やから、基本11時あがりでお願いします。忙しかったら11時半までなら最終電車には間に合いますんで」


「入りは?」


「火木は4時入り可能やけど、あとは大学遅くて7時になります。土日は基本OKです」


「うるるんは?」


「4時から12時までなら大丈夫。日本橋からチャリやけど、専門学校朝早いから、ラストまで残ると次の日起きられへんねん」




「ふたりとも今まで週2ペースやったけど、しばらくは週6勤務とか、イケるか?」


代わりのスタッフがいない状態だからな。


「ええよ。ほんまはガッツリ働きたいけど、今までは入れてもらわれへんかっただけ。トシと一緒やで、冷遇されとってん」


と、うるるんは笑った。


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