僕等はまだ恋を知らない



近くにあった茂みに身を隠し、その隙間から現場を覗く。



えっと……………。




「急に呼び出してごめんね」



頬を赤く染めながら、首の後ろを触る1人の女の子と………。



「別に、気にしないで」



爽やかな笑顔を見せる大翔が居た。



やっぱり大翔だったんだ。


用ってこれのこと?



「こんなところで見ててもいいかな?」



隣に居た沙耶の言葉が耳元をさわった。


< 137 / 434 >

この作品をシェア

pagetop