僕等はまだ恋を知らない


このままじゃ飛び出した先のコンクリートにダイブしてしまう。


やっぱり怪我する運命!?



そんな呑気なことを考えている間に、出口はもう目の前。


スピードは止まらないし、大怪我確定だ。




「もー!仕方ないっ!」




怪我を覚悟で茂みから抜け出る最後の一歩を力強く蹴った。








その時だった。






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