僕等はまだ恋を知らない


大翔は心配性すぎる。


まるでお父さん………いや、お母さんだ。


勝手に茂みに入ったあの時も、木に登った時だってそう。



大翔はいつだって心配して怒るんだ。



昔から危なっかしかった私の面倒をみるうちに、染み付いたことだとは思うけど………。


言わば私のせいでもあったりする。



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