大っ嫌いだったはずなのに…
「美里ちゃん、おまたせ」
そして、部屋に戻ってきた蓮先生の手には点滴があって……蓮先生は怖がらせないように微笑んで近づいてくるけど
点滴を持っている蓮先生は怖くてベッドから起き上がって逃げてしまった
「やだ、点滴しない」
「美里ちゃん、点滴嫌いなのは知っているけど頑張ろう。痛いの一瞬だけだから」
蓮先生がだんだん近づいてくる
「…やっ、来ないで」
「それは無理だな
美里ちゃん呼吸苦しいでしょ?
点滴頑張らないと発作が出て苦しいのは美里ちゃんだよ」
「やだっ。グスン… 発作出ていいから点滴しないの
蓮先生嫌い……あっち行って」