われら、オ☆タ☆ク部!!
「大丈夫?」

目の前に、めちゃくちゃ、きれいな顔の男の人

大きな二重の目に、きれいな鼻筋
そして、整った唇


どっから、どう見ても、きれいすぎる!!!!!


「大丈夫?」


今度は、顔を覗き込んできたよーー


「だ、だいじょうぶです」
「血が出てる」


「えっ!?」


あっ!!

膝のこと、忘れてた

「これ、使って」

彼は、いかにも高級そうなハンカチを取り出した


「でも、血で汚れます」

「いいから」

私に渡そうとする彼

「で、でも〜」

なんか、悪いような気がして、受け取らない私


「入学祝いだとでも、思って受け取って」

にこっり、笑顔


「ありがとうございます」
笑顔に勝てなく、受け取っちゃた

「じゃあね。そろそろ、行くから、またね」


「はいっ!!」


はーっ、カッコイい

ヤバい、好きになっちゃたかも〜


「またね」、「またね」だって!

うんっ!?

さっき、またねって言ったよね!?

なんで!?


まっ、いっか〜〜




この「またね」が、後々、ひどいことになるなんて…
その時私は何も気づいていなかった
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