大好きだった君へ
保健室をでるとあやが向こう側から
歩いてきた。
「かなー!!ほんとに大丈夫??
心配したんだからね!
こっちの心臓止まるかもしれないと思っ
たじゃん!!」
『ごめんね、あや。』
私は、笑顔をつくっていった。
「無理しないでよ……
もうあの時のかなを見たくない」
さすが、あやだね。一瞬でわかるなんて
やっぱり、笑えてなかったのかな……
『うん、大丈夫。』
「そっか………とりあえず教室行こっか
担任の先生やクラスメイトも待ってるか
ら。」
『うん、行く……』
不安な気持ちを抱えながら
私たちは、教室に向かって歩いていった