あなたに伝えたくて
えっと、なんか今さらっとすごいこと言われた気が…
うん!きっと幻聴だ!!今日はなんだかおかしいなー あはははー
すると、心の声を見透かしたかのように龍星くんが言った。
『今、俺の言ったこと幻聴だとか思ってるだろ?』
『え、いや、はい。思ってました。』
『じゃあ、もう一回言おうか?』
『え、いや、、』
私が言い終わらないうちに龍星くんは言った。
『俺がいる!俺には、なんでも言え!な?』
私は嬉しくて、涙を流しながら言った!
『たくさん迷惑かけちゃうかもしれないけど、よろしくね。ありがと。』
そういうと、龍星くんはニカッと笑って言った。
『おう!! あ、あとその笑顔他の男には無しな?』
『え!?どういうこと?気持ち悪かった!?ごめんね!!』
と、頭を下げると
『無自覚かよ。笑 まぁ、いいや笑』
『??う、ん?』
龍星くんは、諦めたようで、私に
『帰るぞ。』
とだけ言って歩き始めた。