Season~千の季節~
次の日の部活前の部室。
「うあーあああああ」
まだ三人しか来ていない部室に、僕の声が響き渡る。
「まぁまぁ・・・元気出せって!」
「光輝は頑張ったよ!あーほら、今日駅前のラーメン屋寄ってく?」
「そうそう!新作出たって!超旨いらしいぜ?」
「俺等のおごりだからさ!ヤケヤケ!!」
「イダッ痛いよ!」
バシバシと元気よく叩かれた背中や肩をさすりながら、涙でグシャグシャになった顔を上げる。
「だっでさ!?頑張っだんだよぉぉぉ!?川島さんのせいじゃないけどさぁぁぁぁ・・・」
泣き崩れる僕を見て、さっきまで励ましてくれていた親友たちは