“さよなら”なんて言えなかった


1945年8月6日。


広島にアメリカのBー29爆撃機“エノラ・ゲイ”が


“リトルボーイ”と名付けられた
一発の原子爆弾を投下した。


爆弾は“産業奨励館”上空で爆発し


広島の町を一瞬のうちに焼け野原に変えた。


8時15分。


人々の命は次々と奪い去られた。


産業奨励館は原爆ドームへと姿を変えた。
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