“さよなら”なんて言えなかった
被爆アオギリ2世
私の通っている学校の職員室前には
“アオギリ”という木がある。
このアオギリの木のお母さんは
原子爆弾が投下されたあの日
燃え盛る炎の中で唯一残った木だ。
焼けた部分は今でも残っているが
アオギリは元気に育っている。
そのアオギリの子供は被爆アオギリ2世と呼ばれ
被爆アオギリ2世の苗は
広島にある沢山の学校へ配られた。